2016年01月09日

はじめてのお買物 ~その1~

はじめてのお買物 ~その1~




幻の嘘について教えちゃいます♪

世の中でいう幻の○○ってモノはほとんどがウソです
だって幻なら買えるワケないでしょう!

そして現在ではJANコードで商品管理をしています
JANを使わなくたって伝票で管理しています
もちろんリピートの発注もできます

なぜリピートできる商品が幻なんでしょうか?

話題の商品はすべて創られているものです

今回はお酒の話をしましょう

酒屋の歴史は古いですね
江戸辺りはかなり効率化されてきたのでしょう

それ以降も酒造りは盛んでした
そもそも酒は量り売りでした
もちろん水増しする人たちもたくさんいました

一気にハショリます

瓶詰の時代が来ます
酒は酒税法で管理されています
とっても厳しいものなのです

ここからが非常に難しくなります
だから酒に抜け道というか様々なジャンルがあります

日本酒の話をしますと
アル添というものは批判されますが
むかしからある技術です

そしてそこを混ぜたからと言って
さほど酒蔵は儲かるものではありません
でも品質の為にアル添をする酒蔵も多くあります

これは金賞受賞酒(鑑評会)で求められる品質
良いとされる酒質に近づけるため添加されるものなのです

酒のうんちくはもの凄く沢山あります
だって漫画になってしまうくらい話題が豊富なのです
突っ込みどころ満載だからネットでも批判する記事が沢山あります

その言われる原因の一つ
桶買いの時代です
現代では当たり前の同業者間取引とでもいうのか…

OEMとはまた少し違うんです
でもまあOEMかなぁ~

酒の世界とお茶の世界は似ているんです
でも全く違うんです

酒屋の世界を知るとお茶も見えてくるものがある
こだわりの酒蔵は酒米にこだわる酵母にこだわる様々ですね
お茶屋も品種にこだわったり茶葉の産地にこだわったりします
もちろん製法も独自で焙煎も違います

お酒と似ている所はブレンドですね
このブレンドというものをどう考えるか?
品質安定の為にと考えるのか…

ウイスキーなどにも言えますが…

お茶も全く同じなのです
ですからお茶で単一農園と言えば
それだけで『まぼろし』って言えるくらい珍しい

それくらい大手はブレンドしているモノなのです

お茶は味と香りと言いますね
味と香りは別物ですからお茶を知る者ほど
ブレンドを悪く言う事はありません

単品の個性的なお茶を売るという事は
一生懸命つくったから買って下さいではなく
単品の個性をキチンと説明できて初めて売ることができます

同じような単一農園の単品品種茶と比べて
価格も品質も競ってこそ私のお茶は買う価値があると言い切れるものです

幻だから買ったらいいよ!
ってのは単なる売り文句に過ぎないのです

有名なソムリエが幻の焼酎青酎を紹介して
爆発的に売れたことがありました

あれだって農家みたいな人が造っていたものであり
青酎でもいろいろあったのです

八丈島にも同じように島の焼酎がありました
これも幻だけど価格も安くて本当に美味しかったです

でもね
廃業になってしまいました

本当に幻になってしまったのです

お買物って難しいですね

ちょっとづつ描けるといいな~って思います♪


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