2021年11月01日

商品づくり

商品づくり



『お客様に愛される商品』

モノづくりを考える上で当たり前のこと

誰もがそんなことは分かっている

っていう話です



僕は2種のだしパックを扱っています



お客様の声により産まれた商品です

理想を追い求めた商品なのです

僕以上にお客様が商品を愛してくれている

このことが伝わる商品です



お客様の声というものが聞けると

販売者(開発者)はとても嬉しいモノです

その中でも使い方で愛され度合いが分かるというか

そこまで愛してくれているのですね

って伝わってくることがあります



出汁の良し悪しを見分ける方法のひとつ

料理をする人間ではない人の意見ってのがあります

お子様だったりお婆ちゃんだったり旦那様だったり

今日のお味噌汁なんか違う

出汁を知る人であるならば出汁を変えた?

って違いが分かる場合もあります

これって本当は凄いことなのです



家庭料理というものは素材を活かす料理です

お味噌汁の場合ですと具材だったり味噌だったり

このあたりで味が決まります

出汁は後ろを軽く支える感じの手助けに過ぎません

料理はダシで決まる!

みたいな話をよく耳にしますがハッキリ言って違います

出汁は料理に寄り添う感じ、光があれば影がある

味わいを豊かにするのが出汁なのです

クッキリハッキリには出汁は必要ありません

ここで分かりやすい例を出します



カップ麺が良いでしょう

化学調味料が入り塩が入り砂糖が入り

クッキリハッキリとした味になっています

でも原材料を見ると魚粉が入っていることがあります

魚のコクというものは魚粉を使わなければ出ない

化学調味料だけでは現在の技術であっても

この風味は再現できないということなのです



ちなみに魚粉の扱い方で出汁パックというものは劇的に変わります

安い出汁パックにも高級な出汁パックにも魚粉は入ります

加える魚粉で味が劇的に変わります

焼きあごを使えば甘くなります

本枯れ鰹節を使えば香りが軽やかになります

すべてのことに言えますが

酸化した魚粉を使えば生臭くなり

お子様が嫌う魚臭い香りになります

酸化した魚粉の香りというモノは

分かりやすく言えば海の香りになります

海の香りにもいろいろありますが

不快な海の香りって分かりまか?

死んだ魚や海藻が打ち上げられて雨風にさらされた感じです

あれが酸化した香です

先にも話しましたがオトナよりお子様の方が香りに敏感です

お茶の講師をする際も話しますが子どもたちが分かる香

というものがあります

オトナ以上に香りに対して繊細なのです

出汁の話に戻りますが昭和の家庭ではないですが

お味噌汁をつくる際の出汁を入れて立ち上がる香

離れている場所でも子どもが気が付くはずです

僕の子どもの頃の記憶をだどると出汁の香りと包丁の音ですね

これは忘れないものです

老人ホームのお客様から頂いたメッセージに若い日の記憶というものがあります

むかし作ったお味噌汁と同じ香りがしたわって感想を頂きました

同じ味がしたではなく、同じ香りがした

香りの記憶というものです

5月に新茶を飲むと認知症の方でも

初夏の新緑の香りから季節を思い出し

昔の思い出をいっぱいしてくれるという話もいただきます

僕たちは福岡で『茶を通し食を知る』という食品セミナーをやっています

お茶を飲みながら食を一緒に学びましょう

年齢を問わず性別を問わず誰でも参加できる集まりです

このセミナーで産地で変わるお茶の違いを知りましょう

産地で変わる昆布の違いを学びましょう

産地で変わるお醤油の違いを学びましょう

鰹節を実際に削ってみましょう

では昆布と鰹節で出汁をひいてみましょう

出汁に数滴お醤油を垂らしてみましょう

このような流れで出汁を学んできました



そして誰でも簡単に扱える本物の出汁パックが欲しい

という声で商品開発に至りました

2種の出汁パック 黒&赤

黒は個包装で粉砕仕様…澄んだ出汁などお吸い物に最適

赤は粉末原料…お味噌汁向きで開封で使用しても◎

原材料の特徴を生かし風味を最大限に引き出す加工をしてあります



お客様の声

この出汁パックが好きなんです

わたしこの出汁パックのファンなんです

すっごく愛してるんだから

こちらが照れるようなご意見がバンバン来るんですね

自分の商品を愛して販売することはもちろんですが

ここまで愛されている商品であることは本当に嬉しい事です



それと最後にもう一つ付け加えておきます

お客様を第一に考える事

在庫がほぼゼロで回転しております

本来流通に携わるモノであるならば

これでは販売機会損失になりお客様のためにならないと考える方もいるでしょう

でも僕は売りが先行で商品が動けば品質が劣化することはない

こちらが原材料を仕入れる時に

最高品質にトコトンこだわって作りをコントロールできる

この点を重視して大量生産は全く考えていません



この出汁パックが違いの分かる方に届けばいいなぁって

いつも思っています



長文になりました

最後までお読みいただきありがとうございます

商品を愛し続けてくれている皆様にお礼の言葉を書きたかったのです



本当にありがとうございます


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Posted by moto1976 at 19:06│Comments(0)MOTESUGI百貨店
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